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今回は趣向を変えて、身近にありながら部分的にしか流域の様子を知らなかった
久慈川の上流まで、出来るだけ川沿いに進んでみる事にした。

久慈川は、茨城県最高峰の八溝山(1,022m)から太平洋へ流れる一級河川で、
鮎の生息数が日本一と言われている。
また下流ではジェットスキー、上流では釣り・キャンプなどに利用されている川である。


画像左:スタート地点の河口。実は初めて河原を走った。
画像右:R245久慈大橋。通称「赤橋」。

何作目か定かでないが映画「ゴジラ」の中で戦車が河原を走り回っていた場面を思い出しながら
上流へ向けて出発。川沿いにサイクリングコースが整備されているので失礼して中へ入る。
朝7時前という事で自転車の通行は皆無だが、周囲に十分注意しながら控えめに走る事にした。

走り始めると、川に架かる橋の多さに気付く。まず平成15年に開通したばかりの留 大橋を始めJR常磐線、
国道6号、常磐自動車道と、河口から3〜4Kmの区間にこれだけの橋がサイクリングコース上部を通過している。
しかし、自動車用一般道が少なく朝晩の慢性的な渋滞の原因にもなっている。


画像左:留大橋。開通によりR245の渋滞が若干緩和された?
画像右:R6榊橋。片側2車線化が待たれる。

常磐道を越すとサイクリングコースは支流の山田川沿いになる。
ここで進路を変更し久慈川に沿って走る事にした。
小学生の頃自転車で走ったコースだが、雰囲気は約20年前とほぼ変わらず、時折当時を思い出す。


木造の沈下橋。車1台通過するのが精一杯の幅。

常陸太田市の上河合町まで来ると、再び橋連続区間になる。
R349バイパス、旧R349、JR水郡線と3つの橋を越えると間もなく金砂郷町へ入る。


画像左:R349バイパス幸久(さきく)大橋。
画像中:旧R349幸久橋。
画像右:JR水郡線。

この辺りから川沿いの土手はサイクリングコースという雰囲気ではなくなり、古い舗装とダートを
繰り返し、県道61号栄橋を越える。すると今度は整備された舗装路が始まるので遠慮なく飛ばす事にする。

大宮町に入るとR293富岡橋を渡らずに横切り、県道165号で更に上流を目指し北上、 山方町で小貫橋を渡り
R118に入る。ここからは久慈川とR118が絡み合いながら水郡線も交えて山間を進む。


画像左:栄橋を過ぎた付近の土手。舗装が新しく走りやすい。
画像右:富岡橋。意外な位置からR293へ出たので一瞬戸惑う。

山方町のコンビニで朝食を済ませ、中舟生(なかふにゅう)→下小川(しもおがわ) →西金(さいがね)と
R118沿いに走る水郡線を見ながら北上、袋田(ふくろだ)を過ぎるとR461と2Km程並走し、R461沿いは押川、
本線のR118沿いは久慈川にそれぞれ分かれる。
久慈川は、下野宮(しものみや)を通過すると間もなく福島県に入る。


画像左:上小川駅付近の河原。ゆったりと流れる。
画像右:ここから福島県の矢祭(やまつり)町に入る。

福島県に入り間もなく、R118からマニア県道230号へ左折、塙(はなわ)町までの抜け道的ルートを快適に走り
塙市街で給油、棚倉(たなぐら)町のコンビニで休憩する事にした。

コンビニの店主と久慈川沿いに走っている事を雑談していると、途中で工事通行止の区間があるとの話。
心配しながらコンビニを出発し、R118バイパスから県道60号へ左折、ここで大きくUターンする久慈川沿いを
5Km程進み県道377号へ左折すると、いきなり「通行止」の看板が立っていた。
あと少しで上流付近までたどり着けるのに、ここで諦める訳にはいかないので、行ける所まで進む事にする。


画像左:県道60号。通常は白河へのショートカットとして利用している区間。
画像右:県道377号入口。いきなり看板が現れ不安になる。

特に問題なく上流へ向かって進むと、突然工事区間が現れた。
側溝の工事中らしいが現場は休み?で無人。
車ではギリギリの道幅だがバイクは問題なく通過できホッとする。
この工事区間を過ぎると路面がダートに変わった。

川沿いに進むダート区間は7.0Kmで再び舗装路に戻り、八溝山頂へ向かって高度を上げていく。
久慈川の幅も徐々に狭くなり、見失わないようにのんびり進んで行く。


画像左:県道377号。走りやすいダートが続く。
画像右:ここまで来るとだんだん川幅が狭くなってくる。

いよいよ久慈川も道路沿いからの確認が困難になり、エンジンを止め水の流れを音で聞いてみる。
が、道路から沢に向かって延びている上流方向を確認した地点で限界。
これ以上はバイクで進めなくなってしまった。


久慈川最終確認地点。ここからは道路と離れてしまう。

八溝山の北西斜面が源流であろう久慈川。
川幅約10cmの小さな流れを見届けて河川延長124Kmの旅は終了した。


今回は、普段何気なく通過している流域の様子も再確認でき思った以上に充実したツーリングとなった。
次は何処の川を制覇しようか、地図を眺める楽しみがまたひとつ増えたのであった。

おわり。

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