- 2008年12月19日 10:26
- PC Tips
私もご多分に漏れず、XPをVista化している一人です。
その最大の理由は、Vistaは綺麗だということに尽きます。
何が綺麗かって、aeroとかいろいろありますが、なんといっても
Windows Vistaのメイリオフォントは綺麗です!
って言い切っちゃうのもどうかと思いますが、さすが明瞭(Meiryo)というだけあって、MSゴシックと比べると格段に綺麗だし、格好いいと思われます。(自分比)
個人的意見としては、XPでVistaスタイルというのは、現時点である意味究極のOSと言えるのではないかと思っている次第。実力と美しさ、才色兼備ってことでしょうか。
その格好いいメイリオフォントですが、XPでメイリオを使うには、少し手間がかかります。
Officeなど、文章中で使用する分にはフォントをインストールするだけでOKなのですが、
Vistaっぽく見せるためには、Windowsのシステムフォント自体をメイリオにしたくなるというもの。究極のOSのためには手間と努力も必要なのです。
という訳で、以下に手順を紹介します。というか、自分でも忘れないために書き残しておきます。
メイリオが既にインストールされているのが前提です。
Microsoftのダウンロードセンターから入手できます。正規なWindowsかどうかの認証が必要です。
ほかにも入手方法があるのですが、ここではほかにも方法がある、という事実のみ書いておきます。
正規版ユーザーなら、何の苦労もなくメイリオが手に入りますので。
それと、meiryoKeGothic.ttc, meiryoKeGothicB.ttcというフォントも必要になってきます。XPのシステムフォントとして使用するには不都合な点が改良されているフォントです。作者さまに感謝です。これも自己責任で入手してください。
Meiryoから生成できるジェネレータツール(meiryoKe_gen_5.00rev1.exe)を使います。
ここでは詳しく書きませんので。
それではまず、レジストリエディターを開きます。
お約束ですが、レジストリをいじる前には必ずバックアップを取ってください。 ファイル > エクスポート です。 各項目に移動した後、修正する前にわかりやすい名前を付けてエクスポートしておくと吉。何かあったらすぐ戻せる態勢は整えてから次に進みましょう。
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontLink\SystemLink」
"Tahoma"の値を"meiryoKeGothic.ttc,MeiryoKe_UIGothic"に変更します。
"Microsoft Sans Serif"と"Lucida Sans Unicode"も同様に"meiryoKeGothic.ttc,MeiryoKe_UIGothic"に変更します。
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontSubstitutes」
で次の操作をします。詳しくは後述しますが、この値は、フォントを代替するキーになるので、「=」の左右は同じ、例えば、Wordなどでフォントを選ぼうとすると、MSゴシックがメイリオになってしまいます。
(フォント名はMSゴシックでも、中身がメイリオになる、といった感じです)
これではMSゴシックで文章を作りたい時に不便ですので、あらかじめFontsフォルダーからmsgothic.ttcを別なフォルダにコピーして退避させておきます。
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontSubstitutes」での操作手順は以下の通りです。
"MS Shell Dlg"の値を"MeiryoKe_UIGothic,128"に変更します。
"MS UI Gothic,128"="MeiryoKe_UIGothic,128"を追加します。
"MS ゴシック,128"="メイリオ,128"を追加します。
"MS Pゴシック,128"="MeiryoKe_PGothic,128"を追加します。
"MS Gothic,128"="メイリオ,128"を追加します。
"MS PGothic,128"="MeiryoKe_PGothic,128"を追加します。
続いて、
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\GRE_Initialize]
"GUIFont.Facename"の値を"Tahoma"に変更します。これは文字化け防止に効果があるとか言われています。未確認ですが。
最後に、
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet \Control\FontAssoc\Associated DefaultFonts]
"AssocSystemFont"の値を"meiryo.ttc"に変更します。
"FontPackage"の値を"メイリオ"に変更します。
ここまで操作して、Windowsを再起動すると、システムフォントがメイリオのゴシックに変わっているはずですが、前述したように、Wordなどで文書を作成する際に、フォント名がMSゴシックでも、表示されるのがメイリオになっていませんか?
ここで、先ほど退避させたmsgothic.ttcを使って、この状態を回避させます。
簡単に言うと、フォント名をMSゴシック以外にしてFontsフォルダに再インストールする、といった作業です。
まず、必要なツールの準備から。
フォントファイルの編集には ttfname.exe というツールを使用します。
msgothic.ttcと同じフォルダに展開しておきます。
*.ttcというフォントファイルは、複数のフォントファイルの集合体ですので、そのままでは編集できません。まずこのファイルを分解しておかなくてはなりません。
ttcファイルの分解には breakttc.exe というツールを使います。
現在、本家サイトからはDL不可能なので、いろいろ探してみてください。
(どうしても見つからなければご一報ください。)
breakttc.exeとは、マイクロソフトが公開していたTrueType SDKに含まれているソフト。 ttcファイルを分解して、複数のttfファイルを出力する機能を持っている。 逆に、複数のttfファイルを結合してttc化する「makettc.exe」もある。 これらは他のSDKツールとあわせてttsdk.zipというアーカイブ名でマイクロソフトのFTPサイトで公開されていた。
breakttc.exeもmsgothic.ttcと同じフォルダに展開します。
以上で下準備(ネタ集め)は完了です。
では始めます。
コマンドプロンプトを開き、
breakttc msgothic.ttc
と入力。
すると、FONT00.TTF FONT01.TTF FONT02.TTF という3つのファイルが生成(分解)されます。
これを一つ一つ編集していきます。
FONT00.TTFをttfnameにドラック&ドロップ。
開いたウィンドウで、MS GothicやMS ゴシックなどと表示されている部分をすべて(例えば)MS GothicORGとかMS ゴシックORGに変更します。
Encodeプルダウンごとに、3回同じ操作を行います。
で、FONT01.TTF、FONT02.TTFでも同じ操作を繰り返します。
編集が完了したら、今度はこの3つのTTFファイルを結合して、TTCファイルを生成します。
コマンドプロンプトで、
ttfname [結合して作るTTCファイル名] [結合するTTFファイル名1] [結合するTTFファイル名2] [結合するTTCファイル名3]と入力します。
例としては、
ttfname msgotORG.TTC FONT00.TTF FONT01.TTF FONT02.TTF
これで新たなフォント(中身はオリジナルのMSゴシック)が生成されました。
このフォントファイルをインストールすれば、Word等でMSゴシックORG(例)というフォントが現れますので、
このフォントを選択すればオリジナルのMSゴシックを使用できるようになります。
なお、Office2007のリボンなどのフォントは変更できない(メイリオにならない)ようです。一応、継続調査項目です。
ここで紹介した各ツールについて、どうしても所在が分からない、入手できないという場合にはご相談に応じます。
でも基本は、各自見つけて頂ければ幸いです。当然自己責任です。
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